紫外線が原因で起こる、紫外線アレルギーとはどのような症状なのでしょう。紫外線アレルギーとはその名前のとおり紫外線によるアレルギーです。
他にも日光湿疹や日光過敏症などというネーミングで呼ばれています。痒みや湿疹が出ることも多く、ひどくなると眠れないほど痒くなることも。
ですが、他にも頭痛や吐き気などが伴うこともあります。この辺は他のアレルギーと同様、皮膚だけでなく影響が出ることもあるのです。
紫外線アレルギーでも子どもと大人では、原因が違うこともあります。例えば子どもの場合は遺伝的な部分がかかわっていることも。
また色素性乾皮症やポルフェリン症などの可能性も。大人の場合は薬物などの影響の場合もあります。
他の疾患の影響で投与している薬の影響や、皮膚によく当たる化学繊維などが影響していることもあるのです。他にも病気が原因の場合もあります。
例えば代謝異常や膠原病などの場合も、紫外線アレルギーの原因になるとも言われているのです。
紫外線アレルギーの検査や治療について考えてみましょう。まず痒みが出たときなど光線検査を受けることができます。
紫外線にはいろいろな波長があり、どの波長に対してアレルギーを起こしているかなども検査できます。
そしてまた投与している薬や化学繊維などが原因の可能性がある場合は、それらをプラスした検査が行われることも。このように
ことで、予防していくことができるのです。
他にも血液検査によって、全身の病気が影響していないかも検査します。これらの検査結果によって予防や治療もまったく違ってくるわけです。
つまり単純に日光によってアレルギーになったという簡単なケースでないことも多いと言われています。
もし原因となるものが薬であれば投与の中止を行い、別のタイプの薬を処方してもらうことになる場合も。接触物質に問題があれば、その物質を近づけないことが最大の予防と治療です。
当然アレルギー症状がひどいときには抗アレルギー剤やステロイドなどを使って治療することがほとんどとなります。
紫外線アレルギーの症状
紫外線アレルギーは湿疹のような症状が出るのが一般的です。かゆみが無い場合もありますが痒みを伴うことが多いです。
つまりアレルギー反応なので日焼けのやけどとは少し違う症状が現れます。
しかし、多くの人はまさか自分が日光アレルギーだとは思わないので、その症状が出てすぐに日光アレルギーだと気付くこともなかなか無いようです。
あせも、湿疹、かぶれなどと症状が非常に似ている事から違う原因を疑う人は多いと思います。
紫外線アレルギー症状の写真を見ても、見た目には上記の症状のようで分かりません。もし、自分が日光を浴びてそうなったのなら紫外線アレルギーを疑う必要があるかもしれません。
ある日、突然紫外線アレルギーが発生することがあります。私自身、紫外線アレルギーなのですが未成年の時には外の部活で汗を流していましたが一切、そのような症状は現れませんでした。
大人になり湿疹が出てあせも、かぶれだと思い、何か植物に触ってしまったのかと思いました。
だから自分でもこのタイミングでなったという自覚はありません。私の場合には夏の日が厳しい時にしか症状が現れませんのでなおさら気づくのに時間がかかりました。。
何度か日光に長時間当たったときだけにその症状が出る事が分かり調べた結果、日光アレルギーという事を知りました。
正直、自分がその症状が現れるまで、その病名すら知らなかったです。その結果、夏の日差しが強い日は長袖を切るなど直接日光が当たり続けない様に心がけています。
顔は私の場合出にくいようですが首から下の上半身に顕著に症状が現れます。
中には花粉症のように「くしゃみ」がでたり「むくみ」や「めまい」といった症状が現れる人もいるようで吐き気、発熱といった症状も出ることがあるそうです。
紫外線アレルギーのが現れる場所
紫外線アレルギーが現れる場所はほとんどの場合、全身ではありません。ただしその症状が現れる部位は人によって大きく異なるみたいです。
私の場合には今まで顔には現れていませんのでそれよりも下の首、背中、腕、手の甲で頻繁に症状があらわれています。
ただし、あくまでも一例でありどこに症状があらわれてもおかしくありません。顔は基本的に衣類で覆わないので常に紫外線を直接浴びることが多いです。
頬、おでこ、まぶた、唇、耳、目の下など場所を選ばず現れる事もあります。頭皮も帽子などを利用しなければ同様です。
また、アレルギー反応は皮膚だけとは限りません。目も皮膚とは症状は違えどアレルギー反応を起こして充血、腫れなどという形で襲いかかる事もあるようです。
意外な所では歯も影響を受けるようで変色したりすることもあるみたいです。
しかし、はやり一番多く一番注意しなければならない個所と言えばやはり首です。
首だけ日焼け止めクリームを塗り忘れてしまったという人も多く何より一番紫外線を受けている場所が首ということも多々あるのでアレルギー反応がある人は忘れずにケアしておく必要があります
そして夏服は半袖になることも多いと思いますが、その影響で腕から手首、手の甲、指まで湿疹が出てきたりします。
手のひら、脇は日に当たる時間も少ないためあまり無いですがUVクリーム、長袖、手袋などで対応していく必要があります。
もちろん、上半身裸になれば背中、腹もケアしなければなりませんし、半ズボン、スカートなら太もも、足の甲なども含めた足元もしっかりと対応する必要があります。
ほぼ、全身に影響を与える紫外線。紫外線アレルギーならしっかりと対策を取らなければなりません。
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紫外線アレルギーの検査
症状が特化していないだけに紫外線アレルギーの検査は重要です。その重要度は結果によって治療法が変わるからです。ではその検査方法は実際に光を当てて調べる「光線過敏試験」というものです。
現在は実際に体の一部にUVBとUVAといった光を当てて皮膚の反応を確認することで実際に試すといった、一見古典的な方法で調べられています。
ただ、アレルギーは薬などの影響でも現れる事もある為、薬を服用、使用した場合の反応も見るようです。
それをもっと詳しく何がアレルギー反応を起こしているのかを調べる為に血液検査、パッチテストなどを行い原因を特定していくのが一般的です。
アレルギー科、皮膚科などで行いますので大きい病院であれば東京、大阪などの特別な場所だけでなく受けることが出来ます。
アレルギーは原因を特定することが先決です。
少しでも紫外線アレルギーのような症状が現れたら早めに病院に出向き、しっかりと原因を特定させることで今後の治療、対策、完治への可能性が変わると思います。
紫外線アレルギーの治療方法と予防法
紫外線アレルギーの治療はもちろん原因によっても違ってきます。まずアレルゲンを探し当てて、それをできるだけ体から離すことも重要です。
例えば他の治療で投与している薬と紫外線によるアレルギーなら薬をやめること。肌に接触繊維と紫外線の刺激が原因であれば、接触繊維を体から離すことが重要となります。
そして痒みや湿疹などが出たときには、抗アレルギー剤やステロイドなどの投与や、肌に塗るなどの方法でアレルギーを抑えます。症状の度数によって薬の強さも変化します。
もちろん他にも紫外線と何かの疾患が重なってアレルギーを起こしている場合は、病気の治療が第一となります。
では紫外線アレルギーの予防を考えてみましょう。まず
ではないでしょうか。もちろん紫外線と同時に何かの原因がある場合は、その原因の対処も予防のためには必要です。
特に外出するときには夏でなくても、お紫外線ケアをしっかり行うようにしなければなりません。紫外線の多い昼間は避けて、午前中や夕方以降に外出をするようにしましょう。
また日傘、防止、衣類など、ダブルでしっかり紫外線から守ることも大切です。直に紫外線が当たらないようにすることや、紫外線カットがしっかりされていることもチェックしたいものです。
また目はサングラスでしっかり予防します。デザイン性だけでなくUVカットがしっかりできているサングラスをチョイスしましょう。
そいて日焼け止めクリームなども、それぞれのタイミングやシーンに合わせたものを利用したいものです。
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紫外線アレルギーに使用される治療薬について
紫外線アレルギーの治療薬として使用されるものには市販薬と処方薬があります。
軽い場合は市販薬で自己治療をする場合もありますが、ひどくなると医師の治療が必要であり処方薬が使われます。ここでは処方薬と市販薬の両方をご紹介したいと思います。
ジルテック錠
第二世代抗ヒスタミン薬といわれるもので、花粉症などの治療にも使われています。紫外線アレルギーにも使用する医師も多いようです。
ジルテックの主成分はセチリジン塩酸で特に肌の痒み、湿疹、かぶれを改善する効果があります。市販薬のストナリシZやコンタック鼻炎Zなどにも配合されています。
セレスタミン
だいぶ前から使用されている薬品です。紫外線アレルギーの他にもいろいろな痒みなどに効果があり錠剤、シロップタイプなどがありますが、市販されていません。
医師の処方箋によって使用できます。セレスタミンの主成分は抗ヒスタミン剤、副腎質ホルモンから構成されています。
アレルギー反応をおさえ、消炎作用が強いタイプです。紫外線による湿疹を予防、改善します。
アレロック
花粉症などにも効果があり、アレルギー症状の緩和に働きます。第二世代抗ヒスタミン剤として医師の処方が必要な薬です。
アレルギーによる発疹や痒みにも有効ですが、眠気が起こることもあります。自動車の運転には控えるようにしましょう。
リンデロンA軟膏
紫外線アレルギーのときに効果のある塗り薬です。特に皮膚に出る症状が多く、医師は塗り薬としてよく使用する薬です。
成分はリンデロンA軟膏はステロイド配合なので、医師の処方が必要です。アレルギー症状は多くの場合数日で治まります。
マイザークリーム
合成副腎質ホルモン剤で炎症、抗アレルギー効果があります。痒みや湿疹を改善します。ストロイド剤なので抗炎症効果が高い、ひどいアレルギーにも使用されます。
ネリゾナユニーサルクリーム
消炎作用の強いステロイド軟膏です。アレルギーによる赤みや痒み、湿疹などを短期間で改善。紫外線アレルギーだけでなく、アトピーにも使われます。
エクラークリーム
紫外線アレルギーの人に処方される人気クリームです。皮膚の炎症を抑える効力の強い優れたステロイド剤です。即効性があります。
クラシエ ロコイダン軟膏
市販薬です。抗炎症作用を持つヒドロコルチゾン酪酸エステルが主成分の副腎皮質ホルモン剤です。炎症の抑制、腫れや痒み、赤みなどを改善します。
湿疹、皮膚炎、かぶれ、痒み、虫さされ、蕁麻疹、ただれなどに効果があります。紫外線アレルギーにも使用できます。
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【価格】 800円(税抜)
佐藤製薬 セロナ軟膏
市販薬です。酪酸ヒドロコルチゾンが主成分です。ステロイド骨格にハロゲンを含まないため、副作用が少ない特徴があります。
皮膚炎治療薬で湿疹、皮膚炎、かぶれ、痒み、虫指さされなどに効果があります。紫外線アレルギーにも使用できます。
【容量】 8g
【価格】 874円(税抜)
武田製薬 ロバックHi
市販薬です。酪酸ヒドロコルチゾン酪酸エステルを配合した副腎質ホルモン剤です。
ヒアルロン酸ナトリウムを配合して、しっとり肌を保護。湿疹、皮膚炎、かぶれ、痒み、虫指さされ、蕁麻疹に効果。紫外線アレルギーにも使用できます。
【容量】 10g
【価格】 1300円(税抜)
ゼリア新薬 ドルマイコーチ軟
市販薬です。パシトラシン、フラジオマイシン硫酸塩、ヒドロコルチゾン酢酸エステル配合。
化膿性皮膚疾患や化膿に伴う湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、島心などに効果があります。紫外線アレルギーにも使用できます。
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ドルマイシン軟膏
市販薬です。2種類の抗生物質の配合によって抗菌作用、抗炎症効果が高いクリームです。
コリスチン硫酸塩、パシトラシン配合。飛び火、外傷、火傷、化膿、湿疹などに効果があります。紫外線アレルギーにも使用できます。
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