紫外線は夏だけケアすれば良いと思っている人も多いと思いますが、私達は一年中紫外線を浴びて生活しています。
4月頃から増加しはじめて8月にピークを迎えます。ピークを迎える8月の前にも注意すべきポイントが2回あります。
それは梅雨の時期である6月と暑くなる前の7月です。6月は天気が悪くUVケアをなまけてしまいがちになりますが、6月は8月より紫外線量が高い日があるほどなので油断は禁物。
5月も暖かい日が多く、のんびり春風を楽しみたいシーズンですが、晴れの日が多く紫外線が当たりやすいので、UVケアは忘れずに行いましょう。
気温ではなくオゾン層の厚さが関係
オゾン層の破壊から
特に肌のより深くまで届いてしまうUV-A波は秋や冬でも降り注いでいるため、夏以外のケアを疎かにするとシワやたるみの原因となり肌の老化が進んでしまいます。
UV-A波の場合、ピークの4月から8月以外でも、2分の1の紫外線があることを覚えておきましょう。
私達の感覚の中には、気温が高ければ高いほど紫外線が強いというイメージがあります。
夏は暑いから紫外線が一番強いというように単純に考えてしまいがちですが、太陽の光が地球を包むオゾン層を抜け地球に到達する時のオゾン層の厚さが、紫外線量に関係してくるのです。
春の紫外線にも注意が必要です。春は、冬の乾燥から肌にダメージが残っている時期です。その弱っている肌に段々強くなる紫外線を浴びると肌が悲鳴をあげてしまいます。
そうならないためにも、春のUVケアは大切なのです。年間を通してしっかりケアをすれば美しい肌を守る事が出来るでしょう。
天気の違いによる紫外線量
天気によって紫外線量は変わります。それは雲により紫外線が一定量遮断されるからです。
つまり分かりやすく快晴や晴れといった天気がもっとも紫外線の影響を受けやすく、順にくもり、雨という順序で紫外線量が少なくなっていきます。
数値で言えば晴れが100%だとしたら、くもりは60~40%、雨なら30%の紫外線となります。雨そのものよりも雨雲は厚さがある為、遮断する量も多くなるという事です。
天気が良い日に比べれば紫外線量は激減するものの、考え方によってはくもりでも晴れている日の約半数は紫外線を受けるという事なのです。
しかも、くもりといっても雲の厚い日もあれば薄雲の日もあります。薄雲の日は紫外線量は90%、80%という事もあり非常に多いこともあります。
今日は曇りだからUVケアは大丈夫だと思うのは非常に安易です。
また、晴天の日に比べれば大幅に紫外線量の少なくなる雨でも水は後述しますが、紫外線の反射率も高くなりますその後の晴れ間は紫外線量はかなり多くなる可能性もあるのです。
「くもりでも雨でも紫外線量はゼロでは無い」そして、曇りや雨でも紫外線量は意外と多いという事実をしっかり認識し、UVケアを怠らないようにしなければなりません。
地域によってこんなに違う年間紫外線量
気象庁では、札幌、筑波、那覇、昭和基地の紫外線についてのデータが公表されています。
地域によって紫外線量が異なる事は気温や天候などで想像していましたが、こんなにも紫外線の量が異なる事に驚きです。
同じ月でも地域によってここまで紫外線量が異なるとなると、旅行時には紫外線についても対策をしておく必要があるかもしれません。
海外ならいざ知らず、国内でも大きな違いがありますので必見です。
夏休み中である8月の紫外線について気象庁ホームページで公開されている2015年の各地データを見比べてみました。
年間を通しても紫外線量が多い月ということもあり、日本全体でも割と少ない地域でもある札幌でも「強い」紫外線の日も多いのが分かります。
那覇は「極端に強い」日もあり「非常に強い」以上の日が2015年では半数以上だったことがこのグラフから分かります。
次に各地の年間紫外線量を月別に表した気象庁のグラフを確認してみましょう。
各地とも量こそ違えど、夏が一番紫外線量が多いという同じような形状のグラフになりますが注目すべきは冬でもそこそこある事です。
そして春や秋といった時期でも強い紫外線が確認出来ます。夏だけのケアでは十分でないという事がわかるグラフです。
冬は夏に比べるとかなり紫外線量は少ないですがゼロでは無いという事を忘れてはなりません。
そして、春や秋といった肌寒い時期でも中程度や強い紫外線量があるという事を認識してUVケアをしなければなりません。
そして、もう一つ重要な項目があります。それは「紫外線は上から注いでくるだけでは無い」という事です。
紫外線は上からだけでは無い
紫外線に対して把握しておかなければならない条件は地域や季節、天気だけではありません。今、あなたがいる場所も大きく関係しているのです。
例えばプールや海水浴で日焼けしたという経験やスキーやスノボーなどゲレンデでの日焼けしたという経験は多くの人が体験していると思います。
これは地域による紫外線量ではなく、紫外線の反射によるところが大きいのです。
紫外線は太陽から、上から降り注ぐものですが、その紫外線が地面についてからの反射率が関係しているのです。
プールや海水浴では水面、ゲレンデでは雪の上、アスファルトの上や土の上など場所によって反射率はかなり異なります。
雪の上ではその反射率も高く紫外線の約80%がさらに追加されます。同様に水面では20%程度、それは砂浜も同程度ですが追加されます。
アスファルトの反射率は約10%、土や芝はそれ以下という下からの紫外線も考慮しなければなりません。
一概に地域や季節といった大まかな場所や時期だけでなく今、居る場所も紫外線量は大きく関係するという事です。
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